2013年4月19日

軽快車フレームでの自転車組立①


さて、MTBの完成から大して時間が経ってませんがまた新しいフレームが来ました。
と言ってもロードやMTBではなく、普通のシティサイクルフレームです。
ヘッドパーツを外せる咥え径のスパナが届くまで少し放置にしてましたが
ようやく入手したのでバラしつつ状態を見ていきます。


モノはデッドストックの新品をヤフオクにて3000円で落札
送料込みでも5000円に届きませんでした。
色は黒っぽく見えますがラメが少し入ったブリティッシュグリーン
表面は艶ありですが、若干ヒケてるのでポリッシュ&ワックス決定


宮浦製作所という所のフレームのようで、JIS認定の国産フレーム。

どうも調べてみると20年程前、まだ中国製の激安ママチャリが市場を席巻する寸前の
ほぼ最後期に作られたものと思われます。
特に飾りも何もないラグ式スタッガードフレームで
BBも未使用のカップアンドコーンが付属、パッと見た感じには傷も少なく綺麗そうです。
恐らくメーカーから出荷時に付いていたであろう段ペーパーとビニールテープが
巻かれたままこっちに到着したので、店頭で組立ることなく倉庫に眠ってたのでしょう。

出品者はショップらしいので、販売証明書とシリアル箇所を記載した
手書きのメモをつけてくれました、んー良心的。


テイクトンボってなんだろうって数秒考えましたが、竹とんぼですねw
オリジナルマテリアル?よくわかりません。
重量はおよそ4.5kg(フレーム+フォーク+BB+ヘッドパーツ&カゴ台座)
フレーム+フォークの状態なら4kgをちょい切るくらいでしょうか。

同メーカーの情報はネット上では非常に少ないですが
ほぼ同型のシティサイクルのデータと重量、シートピラー径から材料は恐らくハイテン


シートチューブもバンド痕等は当然無し、というか現時点で付いてるパーツ以外
他のパーツを取り付けた痕跡がありません。

シールはコンパウンド掛けするのに邪魔なので多分剥がしてしまいます。
後から何か貼らないとカッコ悪いですね…
竹とんぼはさておき、適当にこしらえることにしましょう。


保管時の状況か、はたまたフレームの端故仕方なくか
この辺は錆が出てます。


メッキのされたヘッドパーツにもプツプツと錆が。
この辺の鉄製メッキパーツは錆びやすいイメージがあります。

モンキーで外そうとしても固着気味でなかなか取れません。
カゴの台座がちょうど付いてるので、長い貫通ドライバーを差し込んでテコで固定、
モンキーを咥えさせてプラハンでトントンと叩いたら回りました。


さび・・・てる。
メッキパーツが錆びると、削り落として磨いても元には戻らないんですよね…
ヘッドパーツは交換決定…


フォークを回した時ゴリゴリとした感触だったので開けてみたら予想通り
グリスがかなり中に流れちゃって中も錆が来てます。
ワンがフレームと一体になってるっぽいんですけど…交換不能?


(´;ω;`)ブワッ
フレームの中からもびっしりと錆が土くれのようになった塊がゴロゴロと・・・
うーんどうしたものだろう…


ん?なんか段差っぽい・・・もしや?


上ワン側もやっぱり・・・?


段差発見!どうやら一体では無かった様子
(;´∀`)ふぅ~良かった。
しかし、ワンまで塗っちゃう場合あるんですね・・・
冷静に考えれば、一体で作るほうが手間ですしね・・・
悩んで損した。
しかしこれで交換は可能と判明しました。


管の中をチェック、やっぱ錆びてます。
シートチューブの内側もほぼ同様の状態なので、内側の再処理も必要そうです。


現状バラせる限りで補修の必要な箇所を洗い出してみて
・ヘッドパーツの交換が必要
・要所でのタッチアップペイントが必要
・管の開放部分、リアエンドでサビ落としが必要
・BBバラす工具が必要

というところ。
最後の工具は買わないで済ませたいんですけど・・・多分コレっきり使わなそうなので。
手持ちの材料で作れるかなぁ・・・

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