2017年1月4日

WH-7900 と XR-19W で手組


随分前にオクで入手していたWH-7900にようやく用途が出たのでメンテナンス
ここまでの分解で特別必要な工具は14mmのhexのみでした。
流石に太すぎてセットには入ってなかったので別途購入。


フリーボディを分解するには特殊工具が必要っぽいのでここまでで断念
構造自体はシマノのソレなので、シール側からオイル充填はできそうですが…
シマノは堅牢な作りではあるのですが、こういうとこのメンテ性はやっぱ劣ります。

分解した場合の注意
・左右ベアリング球が混じらないように注意
・ベアリングのシールリングは金属板が入ってるほうが反フリー側
・フリー側のシールリングは組み立て時にベロが出てるほうが表

まぁお約束通りですね。


オクでジャンクとして入手した時レバーも付いてきたんですが
地面に寝かせたりしてたのか頭がかなりザクれてて傷だらけだったので修復しました。
リューターで頭を均してから#400,800,1000と細目のコンパウンドで終了
深い傷は残ってますが見た目はかなりマシになって違和感がなくなりました。
ちなみにこのレバー、分解不可…デュラなのに。
砂を噛んでザリザリだったのでブレーキクリーナーを隙間からたっぷり吹き込んで
エアで汚れごと吹き飛ばしたあと、摺動部のみオイルを注しています。
グリスではないので耐久性は劣りますが、どっちにしろザリザリになったらメンテなので
ゴミを呼びにくいシリコン系にしてます。


ハブボディ側
ちなみに工具を掛ける関係上、メンテする前にホイールは組み上げてあります。
もちろんボディはソレより前に磨いてありますが。


フリー嵌合部
前オーナーはノーメンテだったようでフリーを抜いておらずネジ止め剤が残っていたので
ネジまでブラシできっちり洗いました。
組み立て時はネジ止め剤は使いませんでしたが
かなりトルクを掛けるのでかじり防止剤は使いました。


全体図
いきなり組み上がっちゃってますが、1本2000円未満なリムから比べると
格段に組みやすかったです。
編んでテキトーに締めた状態でもあまり振れが出ませんでしたので
組み上がりでスポークテンション測ると一周かなり均一に出ました。
しかし至って普通のホイール、特筆することもなし。


kinlin XR-19W ¥3,870 @タキザワ

ちなみに写真を見て気づいた人は鋭いですが、ニップルが左右で長短しています。
スポーク発注をミスったので、在庫品でやりくりするためにこういう結果に…
なのでホントはDTチャンピオンで組むところを星で組みました。
持っててよかった無駄在庫


設計値はこんなもんです。

ハイグレードなハブに廉価なリムという不思議な組み合わせ
何かを狙ったわけではなく単に安く上げたかっただけですがね。
ハブも確か6000円くらいで入手してたと思うので…

と、いうのを実は去年の初夏にやっていたのに
今まで散々放置してました。
計画は破棄してないのでとりあえず残ってたメモを放出という感じで。

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